「かぼちゃの馬車」に思う、ジャパンライフ事件までの欲に踊らされた人々

こんにちは エキセントリックマークアップデザイナーのJINです。

 

今日の気持ち せっかくの土日休なのに、時間のたつのが速すぎる

 

「かぼちゃの馬車」という女性専用のシェアハウスを都内を中心に展開する会社があるらしいです。かの有名なベッキーでCMを打っていたそうです。

f:id:naturallife916:20180225174516j:plain

その物件に投資したサラリーマンを中心に自己破産の危機に迫られているとネットニュースで知りました。サブリース物件投資ということで1億円を銀行から借り入れてシェアハウスに投資して約30年間にわたり毎月70万を家賃として受取り、元金利息で50万円を払い差額20万円が毎月入金する予定だったみたいです。年収600万円のミドル収入世代であれば銀行は1億円を貸すらしいですね。今のマイナス金利の副産物でお金を貸すとこがないので不動産なら大丈夫だという銀行の単純な発想の投資物件に利用されているのですね。借りるほうも、貸すほうも悪いと思いますね。

冷静によーく、考えてみましょう。30年間も家賃を払ってくれると思うか、なんてお花畑の両社じゃないでしょうか?1年間も払ってくれるかどうかとも疑ってかかります。

「バビロンの大富豪」の言葉に

まさに先日ブログで書いた「バビロンの大富豪」の言葉にあります。

【第五話】自ら稼いだ資金の運用は、こうして決める
 ――富豪の金貸しメイソンの忌憚なき忠言
 槍職人ロダンは、国王陛下から金貨五十枚をもらった。後日、ロダンは顔色の悪い顔をほころばせながら、金貸しメイソンを訪ねた。妹の旦那を商人として成功させるために、その金を貸してほしいと、心底大事にしている妹に言われた。ロダンはメイソンに相談する。
’より慎重な選択こそが、大きな後悔から身を救う’

 お金を持っているから、妹の旦那の会社に投資してくれと頼まれたので、金貸しのメイソンに相談した話になります。メイソン曰くお金を貸す事によって色々なトラブルに巻き込まれるから慎重に考えた方がよいと、投資する場合でもその会社の事業計画を適切に精査して絶対に儲かるか色々な角度から検証して投資しなければならないと、またお金を貸す場合は絶対に担保を出せる相手ではないとお金を貸してはだめだとメイソンよりアドバイスされました。

投資したサラリーマンの立場で考える

まず、サラリーマン投資家の立場で考えると、女性専用シェアハウスの需要予測、シェアハウスの物件価値、サブリース会社の信用度などを調査、検証する。むろん会社のパンフレットなんぞ良いことしか書いてないので信用するまでにない。単純な事ですがきちんと丁寧に調べれば投資不適案件だとわかると思うですがね。

と、偉そうに第3者だから簡単に言えますが・・・・JINは20年前に2LDKマンションを購入して家賃の差額で儲けようと思い実践してみましたが、赤字で手放した経験があります。人の事は言えません。もし、20年前に「バビロンの大富豪」を知っていれば絶対に投資しなかったと思います。高い勉強代を払いました。

 

お年寄りとジャパンライフ

同時期に、お年寄りを中心にジャパンライフという会社が投資用の健康器具を販売して、投資する事によって年間10%位の利息を得られるという事で何億何千万円、全財産を投資したお年寄りが全国に多数いるらしいです。

この事件も冷静に考えればわかる話だと思いますが、言葉巧みにお年寄りに近寄って冷静な判断をさせないまま投資させたのでしょう。かわいそうですが、資本主義では全て自己責任になるので投資されたお金が少しでも戻る事を希望します。

お金は天使と悪魔の部分をもっている。場合によっては恐ろしい存在になりますので、くれぐれも取り扱いには注意が必要になります。日本の社会においてもお金の教育という部分でも勉強する事ができればこのような事件も減るのではないかと思います。

人間、欲をかいたら痛い目にあいますね。

 

それでは